本日、5月24日は世界統合失調症デーということで、統合失調症について少しふれてみたいと思います。
どれくらいの人がかかるの?
およそ100人に1人がかかると言われています。1%と聞くと意外と多いように感じるのではないでしょうか。10代から30代という若い年代での発症が多いとされています。
どんな症状があるの?
幻覚と妄想が代表的な症状です。(他の精神疾患でもこれらの症状がみられうるのですが、今回は割愛します)
見えないはずのものが見えたり、他の人が話している姿を見て自分の悪口を言っていると確信したり、普段見られない様子が見られるようになる陽性症状と、意欲が出なくなって自室に引きこもってしまうというような普段見られた様子が見られなくなる陰性症状に分けられます。
どう対応したらいいの?
周囲から見たら奇異に思える陽性症状ですが、本人は本当にそのように感じ、苦しんだり困ったりしています。これらを訴えても、周りの人から理解を得られずに冷たい目で見られたり嘲笑われたりすることは本人にとって二重の苦しみなのです。なので、「何を言っているんだ」と思うような話を聞いたらそれを否定せずに、助けてくれる人がいるからと医療機関へつなぎましょう。
幸い、統合失調症の症状は薬で抑えることができます。薬物療法以外にもデイケアなどのリハビリを行ったり、カウンセリングを受けたりすることもあります。
おわりに
簡単でしたが、統合失調症についてふれてみました。こういったことを知っているか知っていないかで、できる対応は異なってくると思います。統合失調症は誰でもなりうる疾患です。より多くの人が正しい知識をもっておくことで、苦しみから救われる人が増えていきます。これを読まれた皆さんも統合失調症について少し調べてみたり、周りの人と話題にしたりしていただけると嬉しいです。
コメント
統合失調症の方は、よく関わっていました。どの精神疾患でもそうですが、家族や身近な人の受容、理解、愛情があるとないとでは大きな違いがあると感じます。身近に統合失調症の人がいたら、寛容に受け止めつつ、このブログでも書かれているように、医療に繋げてあげられればいいなーと思います。